愛知県豊田市の井藤行政書士事務所 | 起業支援、事業計画書、文書、契約書、ホームページ、経営コンサルタント、経営理念、経営計画、経営改善。愛知

 ローカルイノベーションで起業

-----------------------------------------------------------------
会社設立、独立、起業、開業と新会社経営
第30号
-----------------------------------------------------------------
こんにちは。行政書士の井藤です。
メールマガジンを御購読頂きましてありがとうございます。
当マガジンでは、
「将来の独立、開業、起業を考えている方」、
「既に起業準備に入っている方」、
「起業後まだ日が浅い方」、
「新規事業を考えている方」
その他、「起業と経営に興味のお持ちの方」
を対象に、起業や会社経営に役立つ、実践的情報を発信して行くことを目標としています。

今回は、「ローカルイノベーションで起業」と題して、これからの「起業」に対するひとつの考え方を提案したいと思います。
◇第30号のメニューはこちらです
(1)「ローカルイノベーションで起業」
(2)編集後記
-----------------------------------------------------------------
(1)「ローカルイノベーションで起業」
■ イノベーションとは
イノベーションとは、新しい技術の発明や新しいアイデアから、社会的意義のある新たな価値を創造し、
社会的に大きな変化をもたらす幅広い変革のことを言います。
つまり、それまでのモノ、仕組みなどに対して、全く新しい技術や考え方を取り入れて新たな価値を生み出し、
社会的に大きな変化を起こすことを言います。(一部ウィキペディアから引用)
イノベーションは、過去に日本語に翻訳した際に「技術革新」や「経営革新」などと言われた為、
もの凄い発明や仕組みの開発と考えられがちですが、必ずしも革新的なアイデアである必要はなく、
例えば、既存のアイデアの組み合わせであっても、
それによってもたらされた新たな価値と社会的な変化の方にむしろ重きを置いた考え方です。

■起業に大切なイノベーション
現代において、既存の多くの市場が飽和状態であり、供給過剰の状態にあり、景気の動向も停滞状況にあります。
このような市場環境において
1)既存市場とは異なる価値観で社会に新たな変化をもたらすイノベーションが求められています。また、
2)あらたな経済成長の為には、従来の価値観とは異なる新たな価値観をもたらすイノベーションがもとめられています。

■ローカルイノベーションと言う考え方
日本の大企業がこれから世界の中で生き残っていくためには、
世界市場において、イノベーションを創造して行かなければならないと言われています。
このような世界的なイノベーションをグローバルイノベーションと呼ぶのに対して、我々、中小企業が、起業を考えて行く場合
多くは、地域や限定的な市場をターゲットとしたローカルイノベーションを考えていくことが有効的と思われます。
ローカルイノベーションにおいては、あくまで、我々がターゲットとする分野や地域等の「ローカルな部分でのイノベーション」
を目指すものです。

■ ドラッカーによるイノベーションのヒント
ドラッカーは、イノベーションを起こすための要因として以下のような内容を言っています。
これは起業の為の発想のヒントと捉えることもできるでしょう。
1)予期せぬ成功と失敗を利用する
自らの経験による予期せぬ成功と失敗を逆に利用できないかを考える
2)ギャップを探す
理想と現実のギャップを埋める商品やサービス等
3)ニーズを見つける
お客様が必要としているもの。不便と感じていること
4)産業構造の変化を知る
5)人口構造の変化に着目する
6)認識の変化をとらえる
お客さんの価値観の変化を捉える等
7)新しい知識を活用する
通常イノベーションと言えば、新しい知識と考えがちですが、
新しいだけにイノベーションをおこすのに時間がかかるとドラッカーは言っています。
むしろ、上記の1)→6)を先に考える方が成功しやすいとしています。

■イノベーションとは新しい価値観=バカになることかも知れない
いかに上手に起業を進めて行くかは、計画的に段階を踏んで行くことが大切です。
しかし、起業の核となる部分は、「新しい価値観であり」この「新しい価値観」とは、
従来の常識とは異なるものであり、「バカみたいなもの」である場合が多いのです。
従って、起業とは、いかに、計画的に、バカになることができるのか?
が、問われているとも言えます。

(2)編集後記
起業に関して「ローカルイノベーション」と言う考え方を述べました。
「厳しい」と言われる時代。「こんな時代に起業をするのはバカである」と言われることもあります。
「厳しい時代」だからこそ、イノベーションを起こすようなバカが求められていると言うこともできるのです。
起業するかどうかの判断に迷ったとき
1)ローカルイノベーションを起こすことができるか
2)それほどバカになることができるか
の基準で、判断してみることも意味があると思います。
新たな起業がなければ、日本の将来はないと思います。
従って、政府の起業への支援も益々強化されて行くことと思います。
40代、50代以上の中堅、ベテランビジネスマンが、「自らの経験を下に、組織の中では実現できなかった「新しい価値観」を世に問うて見ることは 大変意義高いことだと思います。
一方、30代、20代以下の若手が、過去の世の中に縛られない自由な発想で「全く新しい価値観」を提供するのも大変楽しいことだと思います。
さらに、年代を問わず、まだまだ男性中心のビジネス界において、日本の女性の感性を活かした起業は、「魅力ある商品やサービスの創造」を、日 本社会にもたらすかもしれません。

最後になりましたが、皆様の、ビジネス、健康、生活が豊かなものとなりますことを祈っております。

-----------------------------------------------------------------
発行元  行政書士井藤事務所  井藤真生
事務所e-mail    gyosei@fullstage.jp
事務所HP  http://www.itoh.fullstage.biz/
〒471-0063  愛知県豊田市京町3−111−1
※ご意見・ご感想等は gyosei@fullstage.jp  まで、お気軽にお寄せください。
※また、井藤行政書士事務所では、起業、創業、会社設立、契約書や文書作成に関するメールによる無料相談も行っています。
※また、電話やスカイプを使った有料相談(10,500円/1回)も行っています。起業準備段階からのご相談お待ちしています。

※ メールマガジン(会社設立、独立、起業、開業と新会社経営)購読の登録はこちらからどうぞ

メルマガ登録・解除
会社設立、独立、起業、開業と新会社経営
読者登録規約
>> バックナンバー(オリジナル版)powered by まぐまぐ!
 
井藤行政書士事務所