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2011年はローカルイノベーション

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会社設立、独立、起業、開業と新会社経営
第37号
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 こんにちは。行政書士の井藤です。

メールマガジンを御購読頂きましてありがとうございます。

当マガジンでは、

●「将来の独立、開業、起業を考えている方」

●「既に起業準備に入っている方」

●「起業後まだ日が浅い方」

●「新規事業を考えている方」

●その他、「起業と経営に興味のお持ちの方」を対象に、

起業や会社設立、会社経営に役立つ、実践的情報を発信して行く

ことを目標としています。

今回は、『2011年はローカルイノベーション』です。

◇第37号のメニューはこちらです

(1)「2011年はローカルイノベーション」

(2)井藤行政書士事務所のPR

(3)編集後記 

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(1)「2011年はローカルイノベーション」

■「ローカルイノベーション」のススメ

 2011年、起業や会社設立を計画している方に対するメッセージで

 す。〜「ローカルイノベーション」で会社設立・起業しませんか?

 「イノベーション」という言葉、大げさに感じるかも知れませんが、

 過去に日本語に翻訳した際に「技術革新」や「経営革新」などと言わ

 れた為、もの凄い発明や開発とかのことと思われがちです。

 実は、「イノベーション」とは、必ずしも革新的なアイデアが必要で

 はないのです。例えば、全く既存のアイデアの組み合わせであっても

 その組み合わせにより、結果、今までなかったような「新たな価値と

 それによる変化」をもたらすことができれば立派な「イノベーション」

 です。「イノベーション」とは手段が大事なのではなく、それによる

 結果が大切なのです。

 既存の企業がひしめく市場に、新たに会社を設立して参入するからに

 は何らかの「新しさ」が必要です。 この「新しさ」とはお客さんに

 とっての今までにはない(今までにあったとしてもそれ以上の)「新

 しい価値」と言うことができます。

 ところで、昨今の日本の企業は、日本国内で「ガラパゴス化していて

 はいけない」。中国やインド等新興国を中心に世界で通用する「グロ

 ーバルイノベーション」を目指すべきだ。と言われています。

 もちろん、「グローバルイノベーション」を目指すのは良いですが、

 誰もが「グローバルイノベーション」を目指さなければならないもの

 でもないと思います。

 逆に、「ある特定の地域」や、あるいは「ある特定の分野」に特化し

 た限られた範囲で、「ローカルイノベーション」を起しませんか?

 「ガラパゴス化」大いに結構ではないですか?

 「ガラパゴス」の希少価値を大いに生かそうではないですか?

 「ある地域」でもいい、「ある小さな分野」でもいい、あなたが提供

 する商品やサービスに新しい価値を見出して頂けるお客さんをあなた

 のビジネスが成り立つ程度に見つけることができれば、「ローカルイ

 ノベーション」は成立します。

 どうですか?

 自信ありなら、即、起業しても良いのではないかと思います?


■もうひとつのキーワードは「アライアンス」

「ローカルイノベーション」とは、ある地域やある特定の分野と言っ

 た限られた分野で、お客様にとって、真に価値あるものを提供する活

 動です。自分勝手に短期的な利益を追求することではなく、長期的な

 利益のため、顧客や関係者と共生していくこと=「アライアンス」を

 作っていくことが大切になります。

 お客様の財布から利益を頂くのではなく、お客様の得た価値(お客様

 の得た価値とは金銭的な利益の場合もあるでしょうし、喜びや、楽し

 み、安心など心理的な価値の場合もあるでしょうが)から、一部を分

 け前として利益を頂くと言った考え方です、

 すなわち、「ローカルイノベーション」においては、お客様と協力し

 て「アライアンス」を組み、いっしょにお客様にとっての価値を創造

 して行く姿勢が重要だと思います。


■そしていつかは、「リバースイノベーション」

 「ローカルイノベーション」とは、何てことはない、昔の「御用聞き」

 のようなものかも知れません。「御用聞き営業」は、「提案型営業」

 の反意語として、出来の悪い営業マンを揶揄(やゆ)するときなどに

 よく使われた言葉ですが、本当の「御用聞き営業」はお客様のかゆい

 所に手が届く存在でした。例えば、昔の酒屋さんは、自らの特定顧客

 と自らの事業分野に特化して、ある意味、顧客自身以上に顧客のこと

 を知っていました。どこどこのご主人は「○○」と言うお酒が好きだ。

 どこどこの家では、そろそろ醤油がなくなるころだ。等など。

 「ローカルイノベーション」とは、分野によってその展開の仕方は違

 うにしても、その底流にあるのは、限られた顧客や分野について徹底

 的にこだわり、顧客が必要なものを届ける、そんな商売に近いかも知

 れません。

 そんな現代の「酒屋システム」を、それぞれの地域や分野で、作り上

 げることが、「ローカルイノベーション」だと思います。

 そんな「ローカルな事業など夢のない・・」とお考えの方も多いでし

 ょう。嫌、必ずしもそうではありません。ひとつのローカルな分野で

 徹底した「イノベーション」が成立したら、次にその「イノベーショ

 ンを水平展開できないか?」考えてみる余地があります。

 「ローカルなイノベーション」のより広域への展開です。

 このような展開を「リバースイノベーション」と呼びます。

 「リバースイノベーション」で全国制覇。そんな可能性もあるでしょ

 う。「リバースイノベーション」においても、「ローカルなイノベー

 ション」の長所を上手に生かしながら一般化して行くことが大切です。

 
■いつか起業の為の準備ではなく、いつでも起業できる準備を

 「いつか起業したい。」「いつか独立して会社を設立しよう。」

 夢を持つのは良いですが、本当に、実現したいのであれば、

 「いつかの為に準備する」のではなく、

 「いつでも起業できるよう準備する」思いが大切だと思います。


 「いつか起業できるように準備をしよう」という、夢だけで良いので

 あればこれで良いのですが、「いつか」はなかなか来ません。

 一方、「いつでも起業できるように準備しよう」は、強い意志の現れ

 です。つまり、本当に起業がしたいのであれば、準備を進めておき、

 いつでもGOがかけられる状態にして置く。そして、いつGOをかけるか

 は、外部環境や自分の置かれている状況などから自ら判断して決める。

 そんな「自分ペースでの計画的起業」が大切かと思います。


(2)井藤行政書士事務所のPR

 当事務所では、会社設立手続きはもちろんのこと、それ以前の起業に

 関する計画段階からの相談対応や会社設立後の各種手続きや会社運営

 や経営に関する各種支援(契約書・文書作成、経理・総務支援、マー

 ケティング支援など)を行っています。

 最初のメール相談は無料で対応しています。

 お気軽にご相談ください。


(3)編集後記

 今回は『2011年はローカルイノベーション』とやや断定的なテーマに

 いたしました。実は『2011年はローカルイノベーション』は当事務所

 のテーマでもあります。

 本文にも書きましたが、「ローカル」には2つの意味があります、

 ひとつは、地域的なローカルです。

 もうひとつは、限られたマイナーな領域という意味でのローカルです。

 この2つの「ローカル」を重点的に、自らの業務を行って参りたいと

 思います。そのプロセスにおいては、(まだ見ぬ人も含め)顧客や同士

 との「アライアンス」を深め、「リバースイノベーション」へつなげて

 行けたら最高だと思います。

 最後になりましたが、2011年。皆様の、ビジネス、健康、生活が豊

 かなものとなりますことを祈っております。

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発行元  行政書士  井藤真生
事務所e-mail    gyosei@fullstage.jp
事務所HP  http://www.itoh.fullstage.biz/
〒471-0063  愛知県豊田市京町3−111−1
※ご意見・ご感想等は gyosei@fullstage.jp  まで、お気軽にお寄せください。
※また、井藤行政書士事務所では、起業、創業、会社設立、契約書や文書作成に関するメールによる無料相談も行っています。
※また、電話やスカイプを使った有料相談(10,500円/1回)も行っています。起業準備段階からのご相談お待ちしています。

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