起業、会社設立、事業計画書、契約書、社内規程、インターネット、法務、中小企業支援。愛知県、名古屋市、豊田市 井藤行政書士事務所

 ビジネスモデルの意味

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起業、開業、会社設立準備とビジネスモデル
第1号(2008/07/07
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こんにちは。行政書士の井藤です。
ビジネスモデルとは、儲かる仕組みのこと。
ビジネスモデル×実行=利益 とも言います。
ビジネスモデル思考で、起業、開業、新規事業を成功させましょう!!
◇第1号のメニューはこちらです
1)ビジネスモデルの意味
2)編集後記
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1)ビジネスモデルの意味
●ビジネスモデルとは
ビジネスモデルとは、「誰にどんな製品、サービスを提供し、どのようなコストをかけどのような収益を上げて行くか」
と言ったビジネスの構造、仕組みのことを言います。
ビジネスモデルは「収益マシーン」=「儲けの仕組み」と言われることもあります。
さらに、ビジネスモデルは、ビジネスの「勝利の方程式」のことであると言われます。

ところで、この「勝利の方程式」と言う言葉、ご存じの方も多いでしょうが、もともとは、プロ野球用語だそうです。
「勝利の方程式」と言う言葉は、
あの長島茂雄さんが巨人の監督時代、
自軍の勝ちパターンのリリーフ陣のことを指して使ったのが最初だとのことです。
さしずめ、今で言えば、阪神タイガースが先発ピッチャーから
JFK(ジェフウィリアムス、藤川、久保田の3人)への継投策が、 「勝利の方程式」でしょうか?

「勝利の方程式」と言う言葉、今では、野球だけに限らず、いろんな場面で、良く使われているようです。

「勝ちパターン」と言うと静的で画一的な表現より、
「方程式」と言う単語を用いることで、「式を導き出し、その式をの解を求めることで問題が解決することができる」と言った、
意味の深さと主体的行動への期待が込められているのかも知れません。

さしずめ、「ビジネスモデルという方程式を導き出し、その解を求めること」が、「ビジネス勝利への近道」なのでしょう!!

●ビジネスモデルの2つの意味
ところで、この「ビジネスモデル」と言う言葉、直訳すれば、「仕事の模型」→「仕事の型」→「やり方」「見本」と言った意味でしょうか。

後半の「モデル」と言う言葉を日本語にすると「型」を意味します。
いい意味での「手本」とか、ファッションモデルのような「モデル」と言 う意味と、
タイ焼きやタコ焼きや工業製品の製作で用いる金型等の「型」 「原本」のような意味と、
レストランにある食べ物の「模型」や、列車や 建物等の実物のミニュチュア「模型」等のことを言います。

実際に「ビジネスモデル」と言う言葉の使われ方を考えると、大きく分け て、2つの意味で使われていると思われます。

まず、ひとつは、目標としてのモデル、型。です。
つまり、儲かる仕組みを形、型として考案し、現実をその型に当てはめて 行くことで、成功と言うアウトプットを導き出そうと言う意味。
「起業のビジネスモデル」と言っても良いでしょう。
「新しいビジネスモデルを考える」と言ったときはこちらの意味でしょう。

もうひとつのビジネスモデルは、実際に動いている事業の実体としての模 型、パターンことです。
つまり、ある企業、ある事業の現実を分析し、そ の事業がどんなプロセスで、利益を導き出しているか、その仕組みと言う 意味。
「企業のビジネスモデル」と言っても良いでしょう。
「当社のビジネスモデルを分析する」と言ったときはこちらの意味でしょ う。

この2つの意味での「ビジネスモデル」ですが、別のものと考えるよりは、
むしろシンプルに「目標のビジネスモデル」と「実際(既存)のビジネス モデル」と理解した方が、
ビジネスモデルと言う言葉の本質に近いかも知 れません。

ここで、大切なのは、「目標のビジネスモデル」と「実際のビジネスモデ ル」の2つが存在し、
その2つは必ずしもそれらは一致するとは限らない ことです。
(私は○○と言う方法で成功するつもりでいたが、実は△△で利益を得ている)

また、現に存在している事業である限りは、その、良否はともかく、必ず 何らかののビジネスモデルは必ず存在しているはずです。
なぜなら、ビジ ネスモデルとは、儲かる仕組み(または儲からない仕組み)のことであり
現に儲かっている(儲かっていない)のであれば、その原因となる仕組み が存在しているはずだからです。

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2)編集後記
私は、メーカーやサービス業で20数年、人事、総務、経理、経営企画、関連会社設立等の実務を勤め、
また、数年前に自ら、会社の立ち上げも行いました。
そして、2008年6月行政書士としても開業をいたしました。
自ら、もがき苦しみ習得したこと、役所や銀行等との折衝経験を基に、少しでも皆様のお役に立てないか、と考えて開業した次第です。
起業、開業、会社設立を考えておられる読者の皆様の応援団であり、同士となるべく、実用的な情報を発信して行きたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
今回は、ビジネスモデルと言う言葉の意味について、述べました。
ビジネスモデルには、目標としてのビジネスモデルと実体としてのビジネスモデルがあることを述べました。

次回からは、これらを踏まえて、実際にどのようにして、ビジネスモデルを構築し、成長させて行ったら良いかを考えて行きたいと思います。
また、会社設立等の実務手続きについても順次、触れて行きたいと思いますので、末永く、ご愛読頂くことを願っております。

加藤諦三さんは「変えられる事は、変える努力をしましょう。
変えられない事は、そのまま受け入れましょう。
起きてしまった事を嘆いているよりも、これから出来る事をみんなで一緒に考えましょう。」とおっしゃっておられます。

ビジネスモデルの構築作業とは、「これから出来る事を考えて行くこと」だと思います。

最後になりましたが、皆様の、ビジネス、健康、生活が豊かなものとなりますことを祈っております。
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発行元  行政書士井藤事務所  井藤真生
事務所e-mail    gyosei@fullstage.jp
事務所HP  http://www.itoh.fullstage.biz/
〒471-0063  愛知県豊田市京町3−111−1
※ご意見・ご感想等は gyosei@fullstage.jp  まで、お気軽にお寄せください。

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