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詫び状、始末書の書き方


謝り方の大切さ

ニュース報道で、毎日のように、企業や団体、個人問わず様々な不始末が明らかになっています。
そんなとき、注目されるのは、事件発生後の謝り方とその後の対応方法です。
事件発生後の発言とその後の対応の悪さが原因で、事件の深刻さをを何倍かに膨らませている場合があります。
一方、逆に、適切な対応で、「さすが」と世間に好印象をアピールしている場合があります。

仕事上での誤り方。詫び状や始末書の作成について

さて、そんな、大きなニュースとは異なりますが、我々中小企業やサラリーマンにとっても、
クレームやミスと行った事件はつきもの。そんなピンチをどんな風に乗り越えるのかは重要な問題でしょう。
そんな問題のひとつ、詫び状や始末書の書き方を考えてみましょう。

詫び状や始末書、始末書の基本構成

1)あいさつ
日頃のお礼を簡潔に述べる。この時点で、とにかくおわびを入れるのあり。
(あいさつは省略した方が良い場合もあり)

2)問題状況記述
・事の重大性は、いったい分かっているのか?
・事実・・・いつ、どこで、誰が、何を、どのように
・結果・・・どんな不都合を招いたか

3)原因とお詫び
問題状況の原因と、その原因を招いたお詫び(何についてわびているのか明確にすること)

4)今後の対策と行動
・言葉だけではなく、具体的行動を!
(「ごめんなさい。もうしません。許して下さい。」だけではダメ。証拠を見せろ。態度で示せ。誠意を示せ。)
・現在発生している問題をどう対処したか。あるいはいつどう対処するのか。
・再発防止策はどうするのか。それはいつ行ったのか。あるいはいつ行うのか。

5)結び
再度のお詫びと、あいさつ(あいさつは省略した方が良い場合もあり)

詫び状や始末書での注意事項

・いい訳はしない。容易に反論が出されるようなこと(主観的なこと、相対的なこと)は書かない。

・一方、事実は詳細に記述する。明らかな非にことについては強く謝る
(非がないことまでは謝らなくて良いが反論はしない)。

・嘘は言わない。出来ないことを約束はしない。(後で、さらに問題が深刻化する)

・本件に係わる法律や慣習等、一般基準に注意すること。

決して、法律論で反論するのではなく、法律や世間の常識を心の中に持って、
事件の重大性を具体的に理解し、適切な対策を行うこと。


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